飲食店の電話予約を減らす方法
営業中の電話対応をラクにするには

営業中にかかってくる予約電話は、 一件ずつは短くても、積み重なると意外と大きな負担になります。 ただし、電話予約そのものをなくす必要はありません。 ネットで済む予約だけをネットへ移すだけでも、 店舗側の負担はかなり変わります。

この記事の結論

飲食店の電話予約は、すべてをネット予約に置き換える必要はありません。

日時、人数、コースなどを確認するだけのシンプルな予約はネットへ移し、 特別な要望や細かな相談が必要な予約だけ電話で受ける。 その方が、小規模な飲食店では現実的です。

営業中の予約電話は、思っている以上に仕事を止める

飲食店では、電話一本にかかる時間だけを見ると、 それほど大きな負担には見えないかもしれません。

しかし実際には、 電話が鳴るたびに今やっている作業を止める必要があります。

  • 料理を作っている途中で手を止める
  • 接客中に電話へ出る
  • 日時、人数、名前、電話番号を聞く
  • 空席状況を確認する
  • メモや予約台帳へ書き写す
  • 聞き間違いがないか確認する

一件数分でも、 忙しい時間帯に何度も重なると、 営業の流れをかなり分断します。

電話予約の負担は、通話時間だけではなく 「作業を中断すること」にあります。

電話予約をゼロにする必要はない

ネット予約を導入すると、 「電話予約を全部なくさなければ意味がない」 と考えてしまうことがあります。

しかし、実際にはそこまで極端に考える必要はありません。

電話の方が向いている予約もあります。

  • 大人数の予約
  • 貸切の相談
  • アレルギーや特別対応の確認
  • 席について細かな希望がある予約
  • 当日直前の予約
  • 通常とは違う内容の問い合わせ

こうした予約は、 電話で直接確認した方が早いこともあります。

一方で、 「○日の19時に2名」 「コースはこれ」 といったシンプルな予約まで、 毎回電話で受ける必要はありません。

ネットで済む予約だけをネットへ移す

電話予約を減らすときは、 まず予約を二つに分けて考えると分かりやすくなります。

電話が向いている予約 ネットが向いている予約
内容 相談や確認が必要 日時・人数などが決まっている
予約人数 大人数・貸切など 通常の少人数予約
対応 その場で会話した方が早い フォーム入力だけで完結できる
店舗側の負担 電話対応が必要 営業時間外でも受付できる

電話を完全になくすのではなく、 ネットで処理できる予約だけをネットへ移す

これだけでも、 営業中の電話の本数は減らせます。

予約フォームを作るだけでは電話は減らない

ネット予約フォームを用意しても、 お客様がその存在を知らなければ使ってもらえません。

電話予約を減らすには、 お客様が予約しようと思った場所から そのままネット予約へ進めるようにしておく必要があります。

公式サイトに予約ボタンを置く

公式サイトを持っているなら、 分かりやすい位置に 「ネット予約」 「予約する」 といったボタンを置きます。

電話番号だけを大きく表示していると、 お客様は当然電話をかけます。

ネット予約を増やしたいなら、 電話番号と同じくらい分かりやすく 予約フォームへの入口を見せることが大切です。

Instagramのプロフィールから予約できるようにする

小規模な飲食店では、 Instagramを公式サイト代わりに使っている店もあります。

その場合は、 プロフィール欄のリンクから 予約フォームへ進めるようにしておく方法があります。

投稿を見て店へ行きたいと思ったお客様が、 そのままネット予約できれば、 DMや電話での予約を減らしやすくなります。

Googleから直接予約フォームへ案内する

店名をGoogleで検索したお客様は、 すでにその店へ行くことを考えている可能性があります。

Googleビジネスプロフィールや公式サイトから 自店の予約フォームへ進める導線を用意しておけば、 店名検索からそのままネット予約につなげられます。

店内やショップカードにQRコードを置く

リピーターの予約をネットへ移したい場合は、 会計時に次回予約用のQRコードを案内する方法もあります。

ショップカード、 レジ横、 店内掲示、 メニューの裏面など、 お客様が自然に目にする場所へ置いておけば、 次回からネット予約を使ってもらいやすくなります。

「ネット予約はこちら」と店側から案内する

予約フォームを置くだけでなく、 店側から使ってほしい予約方法を案内することも重要です。

たとえば電話を受けたときに、

次回からはネット予約もご利用いただけます

予約ページのURLをInstagramや公式サイトに載せていますので、 次回はそちらからでもご予約いただけます。

と一言伝えるだけでも、 リピーターがネット予約へ移っていく可能性があります。

もちろん、 ネット予約を強制する必要はありません。

電話の方が使いやすいお客様もいるため、 選択肢として案内するくらいが現実的です。

営業時間外の予約も受けられる

電話予約には、 店側が電話に出られる時間でなければ 予約を受けられないという制約があります。

仕込み中、 営業中、 定休日、 営業終了後など、 電話に出られない時間は意外と多くあります。

ネット予約フォームがあれば、 お客様は店が電話に出られない時間でも 予約を送ることができます。

店側にとっては電話対応を減らせるだけでなく、 電話に出られなかったことで失っていた予約を 受けられる可能性もあります。

ネット予約は「電話対応を減らす仕組み」であると同時に、 「電話に出られない時間にも予約を受ける仕組み」でもあります。

高機能な予約システムが必要とは限らない

ネット予約を導入しようとすると、 多機能な予約管理システムを想像するかもしれません。

しかし、 小規模な飲食店で 「営業中の予約電話を少し減らしたい」 という目的なら、 必ずしも高機能なシステムが必要とは限りません。

たとえば最低限、

  • 予約日時を選べる
  • 人数を選べる
  • 予約者情報を入力できる
  • 受付できない日を設定できる
  • 予約内容を店舗側で確認できる

といった機能があれば、 電話で受けていた一般的な予約の一部を ネットへ移すことはできます。

電話予約とネット予約は併用した方が現実的

小規模な飲食店では、 電話かネットかを一つに決める必要はありません。

むしろ、

  • 通常の予約 → ネット予約
  • 大人数・貸切 → 電話
  • 特別な相談 → 電話
  • 営業時間外 → ネット予約

と分けた方が運用しやすい場合があります。

電話予約を完全になくすことより、 電話で対応しなくてもいい予約を減らすこと

まずはそこを目標にした方が、 無理なくネット予約を導入できます。

まずは予約フォームへの入口を一つ作る

電話予約を減らしたいと思ったとき、 最初から予約の受け方をすべて変える必要はありません。

まずは、 お客様が電話をかけなくても予約できる入口を 一つ作るところから始めれば十分です。

公式サイト、 Instagram、 Google、 QRコードなど、 今お客様が店を見つけている場所から 予約フォームへ進めるようにします。

自店の予約窓口を持つ考え方については、 自店のネット予約フォームを持つ方法 でも詳しく紹介しています。

Reasybookなら、自店専用のネット予約窓口を作れます

Reasybookは、 小規模な飲食店向けのネット予約フォームです。

グルメサイトのように 新しいお客様を集めるためのサービスではなく、 自店へ直接予約してもらうための受付窓口として使います。

予約ページのURLを 公式サイト、Instagram、Googleなどに掲載しておけば、 お客様は電話をかけずに予約できます。

有料プランは月額550円で、 予約人数や予約件数に応じた手数料はありません。

一方で、 大人数の相談や特別な要望など、 電話で確認した方がいい予約まで 無理にネットへ移す必要はありません。

「電話予約をなくす」のではなく、 「ネットで済む予約だけをネットへ移す」 という使い方に向いています。