飲食店向け予約システムは、 無料で使えるものから月1万円以上のものまで大きな価格差があります。
ただし、高いサービスが割高というわけではありません。 予約台帳、顧客管理、複数予約サイトの一元管理など、 高価格帯ほど対応する業務が広い傾向があります。
小規模な飲食店で 「自店のネット予約窓口だけ欲しい」のであれば、 高機能な予約管理システムを選ばなくても済む場合があります。
飲食店向け予約システムの料金を比較
まず、公式サイトで公開されている料金をもとに、 主な予約システムを比較します。
| サービス | 無料プラン | 有料プランの料金例 | 予約件数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Reasybook | 0円 月30件まで |
550円/月 | 有料は無制限 | 小規模飲食店向けの自店予約フォーム |
| EDISONE予約 | 0円 30件 |
528円/月〜 | 528円プランは50件 | 多業種に対応する予約システム |
| SelectType | 0円 | 1,650円/月〜 | プランにより異なる | 予約・顧客管理・決済など幅広い機能 |
| RESERVA | 0円 月50件 |
5,500円/月〜 年払いは月換算3,850円〜 |
ブルーは月200件 | 多業種向けで機能数が多い |
| Airリザーブ | 0円 | 5,500円/月〜 | プランを問わず無制限 | 予約管理・顧客管理などを備える |
| ebica | ― | 10,000円/月〜 | プラン・契約内容による | 飲食店特化の本格的な予約管理 |
※2026年9月時点で各サービスの公式サイトに公開されている情報をもとに整理しています。 税込表記を基本としています。 プラン内容、料金、キャンペーン、年払い条件などは変更される場合があります。 最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
※各サービスは提供する機能や対象業種が異なるため、 月額料金だけで単純に優劣を決める比較ではありません。
「無料の予約システム」は意外と多い
予約システムというと 毎月費用がかかるイメージがありますが、 無料プランを用意しているサービスは少なくありません。
今回比較した中でも、 Reasybook、EDISONE予約、SelectType、RESERVA、 Airリザーブには無料で利用できるプランがあります。
そのため、 「無料で使える」というだけでは サービスを選ぶ決め手にはなりにくくなっています。
見ておきたいのは、 無料で試したあと、実際に予約が増えたときにいくらになるか です。
無料プランは「予約件数の上限」を確認する
無料プランでは、 月間予約件数や利用できる機能に制限が設定されていることがあります。
たとえば、
- Reasybookは無料で月30件まで
- EDISONE予約はフリープランで30件
- RESERVAはフリープランで月50件
といった違いがあります。
月10件程度しかネット予約がない店なら、 無料プランのまま十分な場合もあります。
一方で、 ネット予約が増えて無料枠を超えたときには、 有料プランの料金差が出てきます。
有料プランでは月額料金に大きな差がある
今回確認したサービスでは、 有料プランの価格帯にかなり大きな幅があります。
EDISONE予約には月528円のエントリープランがあり、 Reasybookの有料プランは月550円です。
一方、 SelectTypeは月1,650円から、 RESERVAとAirリザーブは月5,500円から、 飲食店向けの本格的な予約管理システムであるebicaは 月10,000円からとなっています。
Reasybookの月550円は、 有料の予約システムとしては最安値クラスの価格帯です。
ただし「一番安い」という意味ではありません。 今回確認した中では、 EDISONE予約に月528円のプランがあります。
月額だけを見ると22円差。でも予約件数が違う
最安価格だけを比べると、 EDISONE予約のエントリープランは月528円、 Reasybookは月550円です。
差は月22円です。
ただし、プラン内容まで見ると違いがあります。
| EDISONE予約 エントリー |
Reasybook 有料 |
|
|---|---|---|
| 月額 | 528円 | 550円 |
| 予約件数 | 50件 | 無制限 |
| 対象 | 多業種向け | 小規模飲食店向け |
EDISONE予約は50件を超えると、 より上位のプランを検討することになります。
Reasybookは有料プランへ切り替えた後は、 予約件数によって月額が上がる仕組みではありません。
小規模店では「最初の月額」だけでなく、 予約が増えたあとも同じ料金で使えるかを見ることが重要です。
安いサービスと高いサービスは、そもそも役割が違う
ここまで料金を比較しましたが、 「550円で使えるなら1万円のサービスは高すぎる」 という話ではありません。
予約システムには、 大きく分けて 予約を受け付けるための仕組みと 店全体の予約業務を管理する仕組み があります。
たとえばebicaは、 飲食店向けの予約台帳を中心に、 複数グルメサイトの予約・空席管理などにも対応する 本格的な予約管理システムです。
Reasybookはそこを目指したサービスではありません。
自店のホームページやGoogle、Instagramなどから お客様を自店の予約フォームへ案内し、 ネット予約を受け付けるためのシンプルなサービスです。
「高いか安いか」ではなく、 自分の店がどこまでシステムに任せたいのかで選ぶ必要があります。
予約台帳や一元管理まで必要なら、高機能なサービスを選ぶ
たとえば、
- 複数のグルメサイトから大量に予約が入る
- 電話予約も含めて一つの台帳で管理したい
- テーブルや席まで細かく管理したい
- 顧客情報を蓄積して分析したい
- 複数店舗をまとめて管理したい
という店なら、 月額料金だけでサービスを選ぶべきではありません。
必要な機能を持つ予約管理システムを導入した方が、 結果として店舗運営が楽になる可能性があります。
システムの種類そのものを比較したい場合は、 飲食店向け予約システムの選び方 も参考にしてください。
小さな飲食店なら、本当にその機能が必要か考える
一方、 席数の少ない個人店や小規模店では、 高度な機能をほとんど使わないこともあります。
たとえば、
- 予約台帳は今使っているものをそのまま使う
- ネット予約の入口だけ欲しい
- 予約可能な時間を設定したい
- 予約不可日を設定したい
- 予約後の確認メールを自動で送りたい
- GoogleやInstagramから予約ページへ案内したい
という店なら、 大規模な予約管理システムを導入しなくても 目的を達成できる可能性があります。
使わない機能のために毎月料金を払う必要はありません。
必要なのが「ネット予約の入口」だけなら、 そこに特化したサービスも選択肢になります。
各サービスはどんな店に向いている?
EDISONE予約
幅広い業種に対応する予約システムです。 最安の有料プランは月528円と非常に低価格です。
エントリープランは予約50件までなので、 予約件数と必要な機能を確認してプランを選ぶ必要があります。
低価格で、多業種向けの予約システムを探している人の候補です。
SelectType
予約システムだけでなく、 顧客管理、決済、ホームページ作成など 幅広い機能を提供しています。
飲食店専用というより、 多様な業種・予約形式に対応できるサービスです。
予約以外にも複数のWeb機能をまとめて使いたい店に向いています。
RESERVA
多くの業種に対応する予約システムで、 無料プランでは月50件まで予約を受けられます。
有料のブループランは月払い5,500円、 年払いでは月換算3,850円です。
予約管理だけでなく、 より幅広い機能を段階的に使いたい事業者の候補です。
Airリザーブ
無料プランから予約管理や顧客管理などを利用でき、 月間予約件数はプランを問わず無制限です。
有料のベーシックプランは月5,500円です。
予約件数の上限を気にせず、 予約管理や顧客管理も利用したい事業者の候補です。
ebica
飲食店に特化した本格的な予約管理システムです。
予約台帳を中心に、 より上位のプランでは複数グルメサイトの予約・空席管理など、 店舗全体の予約業務をまとめる機能があります。
予約経路が多く、 本格的な予約管理や一元化が必要な飲食店に向いています。
Reasybook
小規模な飲食店が 自店専用のネット予約フォームを持つことに特化したサービスです。
無料プランは月30件まで。 有料プランは月550円で予約件数無制限、 予約件数や予約人数に応じた手数料はありません。
一方、 複数グルメサイトの在庫一元管理や テーブル単位の配席管理を目的としたサービスではありません。
「高度な予約管理はいらない。 自店のネット予約窓口を安く持ちたい」 という小規模飲食店向けです。
月30件以下なら、無料プランで十分な場合もある
ここまで有料プランを比較しましたが、 ネット予約が少ない店なら そもそも有料プランが必要ない可能性があります。
月10件、20件程度しかネット予約が入らないのであれば、 無料プランの範囲で目的を達成できるサービスを 選ぶ方法もあります。
まず無料で実際に使い、 ネット予約が増えてから有料プランを検討する方が 無駄がありません。
月50件を超えるなら、有料後の料金を見る
逆に、 ネット予約が月50件、100件と増えていく店では、 無料プランだけを比較しても意味がありません。
確認したいのは、
- 無料枠を超えたら月額はいくらになるか
- さらに予約が増えるとプラン変更が必要か
- 予約1件ごとの料金が発生するか
- 必要のない機能まで含んだプランにならないか
です。
小規模店では、 月額数千円の差でも年間では大きな固定費になります。
月550円なら年間6,600円。年額プランなら5,500円
Reasybookの月額プランは550円なので、 12か月利用すると6,600円です。
年額プランは5,500円で、 月額プランを12か月利用する場合より 1,100円安くなります。
高機能な予約管理システムと比べると 年間コストには大きな差が出ます。
もちろん、 高価格帯のサービスにはその料金に対応する機能があります。
だからこそ、 自分の店で本当にその機能を使うのか を考えることが重要です。
予約システムを料金だけで選ばないための5つの確認
最後に、 小規模飲食店が予約システムを比較するときは、 次の5つを確認してみてください。
- 月に何件くらいネット予約が入るか
- 予約台帳そのものをシステム化したいか
- 複数のグルメサイトを一元管理する必要があるか
- 顧客管理や分析機能まで必要か
- 自店の予約フォームだけあれば十分か
最後の 「自店の予約フォームだけあれば十分」 に当てはまるなら、 高機能なシステムを選ばなくてもいい可能性があります。
安さだけなら無料。必要十分で選ぶなら価格とのバランスを見る
一番安い予約システムを探すだけなら、 答えは無料プランです。
しかし実際には、 予約件数が増えたり、 予約不可日の設定などが必要になったりすると、 有料プランを検討することになります。
そのとき初めて、 月額料金と機能のバランスが重要になります。
小さな飲食店に必要なのは、 一番高機能なシステムではなく、 自分の店に必要な仕事を一番少ない負担で任せられるシステムです。
Reasybookが向いている店・向いていない店
向いている店
- 小規模・個人経営の飲食店
- 電話やDMの通常予約をネットへ移したい
- GoogleやInstagramから自店予約へ案内したい
- 高度な予約台帳は必要ない
- 月額固定費をできるだけ抑えたい
- 予約件数が増えても料金を上げたくない
向いていない店
- 複数グルメサイトの予約を一元管理したい
- テーブル単位で高度な配席管理をしたい
- 複数店舗を本部で一括管理したい
- 高度なCRMや予約分析が必要
- 電話予約まで含めてすべて自動化したい
後者に当てはまる店なら、 Reasybookではなく、 その機能を持つ本格的な予約管理システムを 検討した方が適しています。
小さな店のネット予約なら、月550円
Reasybookは、 小規模飲食店の自店予約に必要な機能へ絞ることで、 有料プランを月550円にしています。
無料プランは月30件まで。 有料プランでは予約件数無制限で、 予約件数・予約人数による手数料はありません。
まず無料で使ってみて、 月30件を超えるようになったら 有料プランへ切り替えることができます。
「予約管理を全部変えたい」のではなく、 「自店のネット予約窓口を一つ増やしたい」 という店向けです。
比較情報について
本記事は2026年9月時点で各サービスの公式サイトに公開されている情報を確認し、 小規模飲食店が比較しやすい項目に絞って掲載しています。
Reasybook自身が公開している比較記事ですが、 他社サービスを不当に低く評価することを目的としていません。 必要な機能によっては、他社サービスの方が適している場合があります。
料金やプラン内容は変更される可能性があります。 契約前には各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。